レール塗装とバラスト撒きの実験
山の周辺エリアの作成がほぼ完了し、お次は何を手掛けるか、しばらく考えていたんですが、ここいらでレールの塗装とバラスト撒きを試してみます。
バラスト撒きってレイアウト作成上、一大イベントですから、本番で致命的な失敗を犯さないよう、とりあえず失敗しても影響の少ない箇所でチャレンジ。

実験場所は、このトンネルの中。
どーせ全く見えなくなる箇所ですので、やらかしても全く問題ありません。
んで、この作業を行うに当たって、そのやり方や素材について、書籍やネットなどで色々と調べまくりました。
でも、
(1)レール塗装→バラスト撒き→バラスト塗装、
(2)バラスト撒き→レールとバラストを一緒に塗装、
のいずれの順番でやるべきなのか、今もってよく分かりません…。
予想では、(1)の方がなんとなく丁寧な仕上がりになりそうな気がしますけど、(2)でも大きな差は出なさそうな気がします。
また、(2)の手順の方が一工程省略できますので、効率性は上。
結局、よくわかんないままなんで、とりあえず、(1)の方法でやってみます。
最初にレールの塗装から。
レール塗装に使用するのは、三菱鉛筆の「ポスカ」というサインペンの細字と極細の茶色計2本です。

これを使って、レールの側面をぬりぬり。
枕木を止めている箇所もぬりぬり。
色合い的には、「錆び」っぽさは結構ありますけど、ちょっと明るすぎる感じもしますねぇ。
うーん、ちょっと描いていたイメージと違うかも。
そこで、ちょっと手を加えてみます。

アクリルのレッドブラウンを薄めず原液のままポスカの上に塗り重ねてみました。
ポスカの色合いは完全に消えてしまい、レッドブラウンの色しか残っていませんが、こっちの方イメージに近いかも。
結果、今後ポスカは使わず、レッドブラウンで統一していきます。
ポスカでの塗装は楽なんだけどね。
それとレールの塗装ですが、先にレールをレイアウト上に固定してからの作業だと、塗りぬくいことこの上ない。
固定する前にジョイナー部分以外のところは先に塗ってしまった方がいいかもしれませんね。
なお、乾燥後、割り箸の端っこを使ってレール上面などについた余分な塗料をこそぎ落しています。
次はバラストの散布。
当初の予定では、由布院駅を題材としたレイアウトを目指しており、その場合には自ずと非電化のローカル線の色合いを濃くすべく、モーリンのバラスト(ローカル)で統一しようかな、と企図し購入していました。
でも、その後に、789系1000番台や583系なども購入してしまったんで、バラストを赤錆まんまんの色合いにした非電化地域のモノのしちゃうと、なんか色々とつじつまが合わなくなってしまう気がします。
そんなわけで、TOMIXのF・ミックスを撒いた上で、赤錆を塗装で表現、しかもその塗装はローカル色ムンムンのものではなく、都市部とローカルの中間ぐらいのもの、というような、今こういうふうに書いていてもよくわかんないものにすることにしました。
とにかく、とりあえずバラストには、F・ミックスを使うってことですw
そして、その散布の方法ですか、ここでもいろんなやり方があり、どうしようか悩ましげ。
とりあえず、エリアを区切って2種類のやり方で実験してみます。
最初は、王道である、ボンド水溶液を上から垂らすやり方。
バラストを道床部分、線路内側に撒き、ボンド水溶液を垂らして固着。
ありきたりの方法なんで、写真を取り忘れましたが、道床部分はプラバンやスチロールなどでちょっと嵩上げしておいたほうが節約できそうですね。
また、線路内の枕木の間部分は道床付きレールの場合、あえて撒かなくてもいいかもしれません。
枕木の上に乗っかったバラストをピンセットなどで一つひとつ取り除く作業がすっげー面倒だった(´・ω・`)
その隣のエリアでもう一つの方法を試します。
それをヤマト糊を使った方法。

バラストとヤマト糊を約1:1の割合で混ぜ込み、ねりねり。

これをヘラで道床部分に盛りもり。
枕木の間への散布はこの方法だとちょっと難しいんで、王道のボンド水溶液で処理しました。

実験場所がカーブなため、比較しにくいんですが、左側がボンド水溶液バージョン、右側がヤマト糊バージョンです。
ビジュアル的にはさほど変わりありませんねwwww
ヤマト糊の手法ですが、道床部分の枕木と枕木の間へ塗りこむのがちょっと面倒。
糊の付いたバラストが枕木の上にしょっちゅうくっ付いてしまって、そのたびにピンセットなどで除かなければなりません。
ただ、ボンド水溶液ver.はポイント周りではNGとのこと。
ですので、基本はボンド水溶液ver.、ポイント周りなどのみヤマト糊ver.という感じで使い分けで行くのがいいかも。
そんで、最後に道床の塗装です。

最初に水で薄めたアクリルのフラットアースを。
今振り返ると、この時点で塗装はやめておけばよかったかもしれない…。

その後で同じく水で薄めたレッドブラウンを筆で置くようにレール周りに塗布してみました。
この際、塗装直後は結構濃い目の色が乗っている感じがしたのですが、乾燥するとかなり薄くなってしまうことから、手間を省くため、水の割合を少なくしてみたんですが、結果的には塗装が非常に濃くなってしまった印象。
ここまで濃いと素直にローカル色のバラストを使ったのと大差がないレベルです。
もうちょっと塗料を薄めて、何回かに分けて重ね塗りしていった方がいいのかな。
なお、乾燥後、試走行してみましたが、とりあえず通電状態は問題ないようです。
塗装する際、筆がビッシャビシャになるくらい塗料をつけて進めたんで、ヤバイかなと思ったんですが。
ただ単にラッキーだっただけなのかも?
でも、ポイント付近の塗装の際にはマスキングとかしないとヤバそうですねぇ。
というわけで、一通りレール塗装&バラスト撒きを実際にやってみて、そのコツがちょいと分かった気がしますが、一方でその表現の奥深さというものも徐々に実感が湧いてきて、逆に頭を抱えていますw
なかなかムズイぞこれは…。

調子に乗って2つの鉄橋付近までバラスト散布と塗装処理をしてみました。
トンネルの外に当たるこの箇所は、塗装を抑え目にしてみましたが、これくらいが描いていたイメージに近いかも。
ともあれ、レイアウトを作成しようと思い立ってから早いものでもう2年弱。
色々と遠回りしてようやくここまで来たなぁという感じですw
今後、各エリアの作成の段階でそれぞれレール関連の処理も平行して行っていくつもりです。
<今回購入したもの>
・モーリン R ストーン No.432 バラストN ローカル 150ml
462円
・三菱鉛筆 極細ポスカ 茶
210円
・三菱鉛筆 ポスカ 水性細字 茶
210円
・ヤマト糊
67円
・ダイソー 木工用ボンド
105円
・ガイアノーツ T-10s ブラシクリリン 中
814円
・ガイアノーツ newブラシウォッシュ(G-01n)
280円
・GSIクレオス GT56C Mr.キャップオープナー
421円
・精雲堂 ホビーセーブル 丸00号
220円
・ダイソー ヘラ
105円
<これまでの投入コスト合計>
394,272円(今回:+2,894円)
<これまでの実作業時間>
約22,110分(今回:+440分)
バラスト撒きってレイアウト作成上、一大イベントですから、本番で致命的な失敗を犯さないよう、とりあえず失敗しても影響の少ない箇所でチャレンジ。

実験場所は、このトンネルの中。
どーせ全く見えなくなる箇所ですので、やらかしても全く問題ありません。
んで、この作業を行うに当たって、そのやり方や素材について、書籍やネットなどで色々と調べまくりました。
でも、
(1)レール塗装→バラスト撒き→バラスト塗装、
(2)バラスト撒き→レールとバラストを一緒に塗装、
のいずれの順番でやるべきなのか、今もってよく分かりません…。
予想では、(1)の方がなんとなく丁寧な仕上がりになりそうな気がしますけど、(2)でも大きな差は出なさそうな気がします。
また、(2)の手順の方が一工程省略できますので、効率性は上。
結局、よくわかんないままなんで、とりあえず、(1)の方法でやってみます。
最初にレールの塗装から。
レール塗装に使用するのは、三菱鉛筆の「ポスカ」というサインペンの細字と極細の茶色計2本です。

これを使って、レールの側面をぬりぬり。
枕木を止めている箇所もぬりぬり。
色合い的には、「錆び」っぽさは結構ありますけど、ちょっと明るすぎる感じもしますねぇ。
うーん、ちょっと描いていたイメージと違うかも。
そこで、ちょっと手を加えてみます。

アクリルのレッドブラウンを薄めず原液のままポスカの上に塗り重ねてみました。
ポスカの色合いは完全に消えてしまい、レッドブラウンの色しか残っていませんが、こっちの方イメージに近いかも。
結果、今後ポスカは使わず、レッドブラウンで統一していきます。
ポスカでの塗装は楽なんだけどね。
それとレールの塗装ですが、先にレールをレイアウト上に固定してからの作業だと、塗りぬくいことこの上ない。
固定する前にジョイナー部分以外のところは先に塗ってしまった方がいいかもしれませんね。
なお、乾燥後、割り箸の端っこを使ってレール上面などについた余分な塗料をこそぎ落しています。
次はバラストの散布。
当初の予定では、由布院駅を題材としたレイアウトを目指しており、その場合には自ずと非電化のローカル線の色合いを濃くすべく、モーリンのバラスト(ローカル)で統一しようかな、と企図し購入していました。
でも、その後に、789系1000番台や583系なども購入してしまったんで、バラストを赤錆まんまんの色合いにした非電化地域のモノのしちゃうと、なんか色々とつじつまが合わなくなってしまう気がします。
そんなわけで、TOMIXのF・ミックスを撒いた上で、赤錆を塗装で表現、しかもその塗装はローカル色ムンムンのものではなく、都市部とローカルの中間ぐらいのもの、というような、今こういうふうに書いていてもよくわかんないものにすることにしました。
とにかく、とりあえずバラストには、F・ミックスを使うってことですw
そして、その散布の方法ですか、ここでもいろんなやり方があり、どうしようか悩ましげ。
とりあえず、エリアを区切って2種類のやり方で実験してみます。
最初は、王道である、ボンド水溶液を上から垂らすやり方。
バラストを道床部分、線路内側に撒き、ボンド水溶液を垂らして固着。
ありきたりの方法なんで、写真を取り忘れましたが、道床部分はプラバンやスチロールなどでちょっと嵩上げしておいたほうが節約できそうですね。
また、線路内の枕木の間部分は道床付きレールの場合、あえて撒かなくてもいいかもしれません。
枕木の上に乗っかったバラストをピンセットなどで一つひとつ取り除く作業がすっげー面倒だった(´・ω・`)
その隣のエリアでもう一つの方法を試します。
それをヤマト糊を使った方法。

バラストとヤマト糊を約1:1の割合で混ぜ込み、ねりねり。

これをヘラで道床部分に盛りもり。
枕木の間への散布はこの方法だとちょっと難しいんで、王道のボンド水溶液で処理しました。

実験場所がカーブなため、比較しにくいんですが、左側がボンド水溶液バージョン、右側がヤマト糊バージョンです。
ビジュアル的にはさほど変わりありませんねwwww
ヤマト糊の手法ですが、道床部分の枕木と枕木の間へ塗りこむのがちょっと面倒。
糊の付いたバラストが枕木の上にしょっちゅうくっ付いてしまって、そのたびにピンセットなどで除かなければなりません。
ただ、ボンド水溶液ver.はポイント周りではNGとのこと。
ですので、基本はボンド水溶液ver.、ポイント周りなどのみヤマト糊ver.という感じで使い分けで行くのがいいかも。
そんで、最後に道床の塗装です。

最初に水で薄めたアクリルのフラットアースを。
今振り返ると、この時点で塗装はやめておけばよかったかもしれない…。

その後で同じく水で薄めたレッドブラウンを筆で置くようにレール周りに塗布してみました。
この際、塗装直後は結構濃い目の色が乗っている感じがしたのですが、乾燥するとかなり薄くなってしまうことから、手間を省くため、水の割合を少なくしてみたんですが、結果的には塗装が非常に濃くなってしまった印象。
ここまで濃いと素直にローカル色のバラストを使ったのと大差がないレベルです。
もうちょっと塗料を薄めて、何回かに分けて重ね塗りしていった方がいいのかな。
なお、乾燥後、試走行してみましたが、とりあえず通電状態は問題ないようです。
塗装する際、筆がビッシャビシャになるくらい塗料をつけて進めたんで、ヤバイかなと思ったんですが。
ただ単にラッキーだっただけなのかも?
でも、ポイント付近の塗装の際にはマスキングとかしないとヤバそうですねぇ。
というわけで、一通りレール塗装&バラスト撒きを実際にやってみて、そのコツがちょいと分かった気がしますが、一方でその表現の奥深さというものも徐々に実感が湧いてきて、逆に頭を抱えていますw
なかなかムズイぞこれは…。

調子に乗って2つの鉄橋付近までバラスト散布と塗装処理をしてみました。
トンネルの外に当たるこの箇所は、塗装を抑え目にしてみましたが、これくらいが描いていたイメージに近いかも。
ともあれ、レイアウトを作成しようと思い立ってから早いものでもう2年弱。
色々と遠回りしてようやくここまで来たなぁという感じですw
今後、各エリアの作成の段階でそれぞれレール関連の処理も平行して行っていくつもりです。
<今回購入したもの>
・モーリン R ストーン No.432 バラストN ローカル 150ml
462円
・三菱鉛筆 極細ポスカ 茶
210円
・三菱鉛筆 ポスカ 水性細字 茶
210円
・ヤマト糊
67円
・ダイソー 木工用ボンド
105円
・ガイアノーツ T-10s ブラシクリリン 中
814円
・ガイアノーツ newブラシウォッシュ(G-01n)
280円
・GSIクレオス GT56C Mr.キャップオープナー
421円
・精雲堂 ホビーセーブル 丸00号
220円
・ダイソー ヘラ
105円
<これまでの投入コスト合計>
394,272円(今回:+2,894円)
<これまでの実作業時間>
約22,110分(今回:+440分)
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